本当に危ないところを見つけてしまった
本危とは
2chのオカルト板で最大の祭りと言われたのが本危こと、【本当に危ないところを見つけてしまった】です。
発端は2004年9月に2chに立ち上げられたスレッドです。
そのスレッドの名前が本当に危ないところを見つけてしまったでした。
そのスレッドで書き込まれたのは、下記のような内容です。
スレ主は友達6人で倉敷のカーセックスの名所(名田跨道橋)を見に行こうとした途中で、見慣れない建物を見つけた。
酔っていた勢いもあり、柵を乗り越えて敷地内に入って行ったところ、電灯の下に一つの扉(地下への入り口)があった。
そこへ一行の内、3人の男が入って行った。
少し経って男たちが悲鳴を上げながら出てきたので全員、急いでその場を走り去ったが、気づいたら一人だけ戻ってきておらず、連絡が取れなくなった。
やがて実際に現地を調査した人間が現れるものの、彼もまた地下室への入り口と思われる画像(通称・蓋)のみを残して消息を絶ってしまう。
そして現地合流組やインターネット上からサポートを行う人たちによって蓋の大捜索が行われて行くのでした。
その正体は…!?
※以下、ネタバレ注意※
本危には当時の書き込みをまとめたサイトが存在します。
その膨大な内容を読む事を楽しむ人も多いので、そちらを読んでみたい人はこの先は重大なネタバレを含みますのでご注意ください。
本危は肝心な部分が嘘です。
男性が蓋の中に入って行方不明になった事も、後からアップされた蓋も、どちらも事実ではありません。
特に前者…行方不明の話は比較的早い段階で嘘と発覚しています。しかし、それでも人々はアップされた写真の蓋を探し続けました。
まだSNSも発達していなかった2004年。
リアルとインターネットで繋がりながら何かを探すという遊びに人々が熱中した…それが本危の実際の所だったのではないかと私は思います。
ちなみにその蓋の写真の現物は広島県福山市にあり、後に発見されています。
場所はストリートビューから確認してみて下さい。
※周辺への侵入は決してしないようにお願い致します。