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地名の由来:港区

港区の地名の由来-「東港区」という候補


 東京都23区の一つである港区。その地名は、東京湾に面し、重要な湾地域を含むことに由来しています。東京の玄関口としての役割を担うこのエリアの名前は、どのようにして決定されたのでしょうか。

 当初、港区は、東京港にちなんで「東港(とうこう)区」となる案が有力でした。
 しかし、「東京」と「東港(とうこう)」の読みが類似しているため、混同される可能性が指摘されました。
 この紛らわしさを避けるため、「東」の文字が外され、シンプルで分かりやすい「港区」という名称に決定されました。

東京湾と港区の発展:日本の国際貿易の拠点


 
大企業の本社が立ち並び、いまや日本で最も栄えている場所の一つである港区。
 
港区が東京湾に面していることは、その発展において非常に重要な要素でした。

 江戸時代から船運が盛んであり、明治時代以降は東京港の中心的な役割を担うようになりました。芝浦や竹芝といったエリアには多くの埠頭が築かれ、国内外の物資や人々が行き交う、日本の国際貿易の重要な拠点となったのです。この湾機能こそが、「港区」という区名が選ばれた直接的な理由と言えるでしょう。



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写真:港区・区役所
写真提供:Googleマップ

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