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地名の由来:品川区
品川区の地名の由来
東京都23区の一つである品川区。
その名称は目黒川の河口周辺を指す地名から採用されました。ただし「品川」という名前の由来については明確な記録が残されておらず、いくつかの説が伝えられています。
品川区が保有する資料では以下のような説が挙げられています。
一つ目は風光明媚で品のある景観を意味し、隣接する港区高輪に対して「品ヶ輪」と呼ばれたという説です。二つ目は鎧を製造するための革である「品革」がこの地で作られていたことに由来するという説。そして三つ目は「品川」が古くは目黒川の別名であったとする説です。
これらの説のいずれが正しいかは現在も明らかになっていませんが、どれもこの地の歴史や文化と深く結びついていることがわかります。
ちなみに、品川区は1947年の区再編時に成立した23区の中で、再編前の旧区名がそのまま採用された唯一の区です。このことは品川という名称が地域の人々に深く根付いていたことを物語っているのでしょう。