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地名の由来:玉島阿賀崎

地名の由来


 倉敷市の玉島地域に阿賀崎という地名があります。
 読み方はアガサキです。

 この地名の阿賀は【閼伽(あ か)】を指しています。
 閼伽は仏教用語で仏前などに供える水の事で、 ご飯やお花などを含む六種供養の一つで、阿伽とも書きます。

 阿賀崎はかつて慈覚大師・円仁が彫った仏像に供える水を汲んだ場所だった事から、阿伽崎(あかさき)と呼ばれるようになり、後に現在の阿 賀崎に転じました。

阿賀崎と柏島・本覚寺


 前述の円仁が閼伽を供えた仏像の所在は現在に伝わっています。
 阿賀崎の水が供えられた十一面観音は玉島柏島にある本覚寺の 本尊です。

 円仁自身が霊木の柏を削って彫ったと伝えられており、柏島の地名はその事に由来すると言う説もあります。

 逆に柏島の赤坂の地名から、新たに開墾された土地を赤崎新田と称したのが阿賀崎の地名の始まりとする説もあります。



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写真:玉島阿賀崎の風景
写真提供:Googleマップ

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