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地名の由来:鴨方町地頭上、金光町地頭下
2つの地頭地名
浅口市には2つの地頭がつく地名があります。
鴨方町地頭上、金光町地頭下です。
この2つの地区はかつて津田庄に含まれる一つの地区でした。
後に地区が2つの村に分かれた時に、地頭上と地頭下となりました。
現在2つの間にある益坂は地頭上の枝村でした。
2つの地頭の地名が再び同じ自治体になるのは2006年の事です。
鴨方町、金光町、寄島町の合併で浅口市の地名になりました。
地名の由来
地名はこの地に鎌倉幕府の地頭職の住居があったことに由来します。
余談ですが地頭に由来する地名は県内に他にもあります。
住所表記になる地名では、高梁市の川上町地頭、 総社市の地頭片山があります。
前者は地頭職が置かれていたことに、後者は住居があったことに由来しています。
地頭は税金の徴収や治安維持などを職務としていましたが、地名になることから当時の人々への影響力の強さが伺えます。