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地名の由来:美袋

地名の由来


 総社市の美袋は岡山県の難読地名として有名です。
 読み方は『みなぎ』です。

 地名は『水流れ』という言葉が転じたものです。
 川沿いに位置し、対岸への渡り舟の発着場でした。
 松山往来と玉島往来の分岐点で、交通の要衝として賑わっていました。

 『袋』の字は当初は『』(正確にはこの字の 異体字が用いられていますが、環境依存文字なので正字を書いています)が使われていたのが、やがて現在の袋の文字が定着するよ うになりました。
 この変化について書き間違えが定着したという説があります。

美袋駅


 JR美袋駅は1925年に建造された駅舎が現在も使用されています。
 扉や窓枠がアルミに変更された以外は当時のままを留めており、国の登録有形文化財にも指定されています。

 建物の外観は木造の下見板貼りで、切妻屋根という建設当時の駅の建物を代表するデザインが用いられています。

 まるで昔の映画から切り抜いてきたような趣のある建物を見学しに来る人もいるほどです。

センチン町


 美袋周辺の古い呼称にセンチン町というものが あります。
 これは美袋が松山往来の宿場町として賑わっていた頃の呼び名で、センチンはトイレの事を指す言葉です。

 かつて民家は往来の側にトイレを作り、往来を通る人に開放していました。
 その事からセンチン町と呼ばれるようになったのです。

 これは往来を行く人々に親切にしようというサービス精神などではなく、下肥を集める為のアイディアでした。
 センチン町と呼ばれるようになるほどなので、きっと試みは成功したのでしょう。



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写真:美袋駅
写真撮影:岡山の街角から

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