大内（倉敷市）の地名の由来/岡山の街角から

TOP＞備中県民局エリアの地名の由来＞倉敷市大内

　倉敷市の市街地に大内（おおち）という地名があります。
　お店や集合住宅が立ち並ぶ一角です。

　この地名には大も内も関係ありません。
　魚市が開かれていた事に由来する地名で、ウオイチ→オオイチ（大市）→オオチと転じて漢字も大内に落ち着いたものだと考えられています。

　現在、大内で魚市が開かれていたというと想像がつきにくいかもしれません。
　しかしかつては倉敷市街地周辺には海が湾入してきていました。

　現在の西阿知の周辺は阿智潟という干潟になっていました。
　大内の魚市で扱われていたのは、この阿智潟で獲れた新鮮な魚だったそうです。