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地名の由来:児島下の町

地名の由来


 倉敷市児島下の町は同市の児島上の町と対になる地名です。山側の集落が上の町、そして海岸寄りの集落が下の町です。

 元々は上村、下村で、合併で鴻村、琴浦町、児島市と変遷しますが、長らく上村、下村の大字で呼ばれていました。下の町と呼ばれるようになったのは昭和42年に上の町が属する児島市と倉敷市、玉島市が合併した時です。

 1880年に日本で初の民間紡績所である下村紡績所が開業しました。

下村紡績所


 1880年に下の町に下村紡績所が開業しました。
 これが玉島に設置された玉島紡績と並び、日本初の民間紡績所です。

 創業したのは渾大防埃二と益三郎の兄弟です。
 繊維の町としての児島の地位を確立させたと言って過言ではないでしょう。

 下村紡績は最終的に琴浦紡績㈱となり、1980年に閉業しています。
 

 場所は常盤橋と新常盤橋の間で、現在は葬儀会館が出来ている辺りだったようです。


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写真:下の町から見える瀬戸内海
写真提供:Googleマップ

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