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地名の由来:新本

地名の由来


 総社市にある新本(シンポン)は、荘園の歴史 に由来する地名です。

 かつて新本周辺は田上荘と呼ばれる荘園でした。
 荘園が二つに分かれた時に、新本川を挟んで南北でそれぞれ本 荘と新荘(本庄、新庄)と呼ばれていました。

 現在の新本地区は、その南北を一つにした呼び 方です。

新本義民騒動


 かつて新本では岡田藩の厳しい木材の管理の為に生活が苦しくなった為、有志4名が幕府へ申し立てを行った、新本義民騒動が発生しました。

 村民たちは自分たちが管理していた山林を藩有とした上に、それらの運搬を村民たちに低賃金で行わされていました。
 この事に反発した村民たちが対立、江戸にいた藩主に直訴を行いました。

 直訴によって生活は改善しました。
 しかし直訴に行った4人は打ち首になり、他の関係者も多くが罪に問われました。
 この事は当時としては普通のことで、4人は覚悟の上で直訴したのです。

 新本川の近くには、処刑された4人の勇気を称える義民碑が設置されています。



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写真:新本の風景
写真撮影:Googleマップ

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