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地名の由来:藤五郎池

地名の由来


 笠岡市吉田に藤五郎池(とうごろういけ)という池があります。
 この池は藤五郎という若者が作った事から、その名前が池にさ れました

 藤五郎の母親がある大雨の後に、「あの雨を貯めておければ百姓が助かるのに」と話していました。

 すると藤五郎は翌日の未明から早速に作ったと伝えられています。
 力自慢で知られた藤五郎が夜明け前から作り始めて、その日の朝食までに完成した事から、"朝池"の別名もあるそうです。

藤五郎の災難


 この一件以来、藤五郎は村人から頼られるようになりました。
 しかしそれを快く思わない者もいました。

 ある時、藤五郎は庄屋の家に呼び出されました。
 そして話の途中にキセルに火を灯そうと屈んだ際に、後ろから切りつけられて殺害されてしまいました。

 普段は長いキセルを使っていた藤五郎ですが、この日はたまたま短いキセルを持って行っていました。
 母親は長いキセルを持っていけば、後ろから襲撃されるような事は無かったのにと大層嘆いたそうです。



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写真:藤五郎池
写真提供:Googleマップ

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