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地名の由来:岡山市 表町商店街・上之町、中之町、下之町
岡山市・表町商店街
岡山市の表町商店街は、古くから岡山市の賑わいの中心でる地区です。
表町という地名の由来は判然としませんが、岡山城の正面にあることから表町と呼ばれるようになったと考えられています。
表町商店街はアーケードで繋がる上之町、中之町、下之町、栄町、紙屋町、千日前、西大寺町、新西大寺町の八つのエリアを指します。
これらが城下町の表八ヶ町と呼ばれていました。
この内の千日前は後から加えられたもので、それ以前は旭川河岸の橋本町(現・京橋町)が八ヶ町の一つに数えられていました。
それぞれに由来はありますが、今回はこの中から、上之町、中之町、下之町の由来についてご紹介します。
上中下の由来
上之町、中之町、下之町はかつて『福岡町』という一つの町でした。
福岡は吉井川周辺を中心に栄えた瀬戸内市の長船町福岡に由来します。
宇喜多直家が岡山城の城下町を整備する際に、福岡の商人を集めて町を形成させた事からつけられた地名です。
後に福岡町が三つに分かれて、現在の上之町、中之町、下之町が誕生しました。
上中下とは旧福岡町を三つに分けた名残なのです。