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地名の由来:建部町土師方

谷あいに刻まれた職人の矜持

建部町土師方を歩く

 岡山市北区建部町土師方は建部町の中心部から南西に広がる地区です。
 地区は県道475号から北西に向けて細長く伸びていきます。絵に描いたような谷あいの地区で、僅かに開けた土地に田畑が作られ、それを生業とする人達の家がポツポツと立ち並びます。

 商店などもなく、決して生活に便利の良い土地とは言えませんが、空き家は少なく、地区内からは活気が感じられます。
 地区内を抜ける道路は一本のみで、山の中を抜けて赤磐市小鎌まで続いていきます。離合も難しそうな細い道ですが、往来は少ないようで対向車に困らされるようなことはありませんでした。


 地名の由来

 現在の主な産業は農業のようですが、かつてこの地は土器を焼く職人が集まっていたと言われています。
 焼き物には多くの木を必要とするので、木材の調達に困らないこの地区は職人にとって便利な土地だったのでしょう。

 その事から土器を作る職人、土師から地名が生まれたと言われています。
 尚、土器作りの歴史は近代までは伝わっておらず、日本文教出版社の「岡山県地名辞典」では江戸時代には主な産業は炭焼きに変わっていたことが記されています。

天神社のイチョウ

 地区内にある天津神社の社殿の後ろ側に、とても目を引く巨大なイチョウの木があります。
 これは岡山市の天然記念物に指定されている銘木です。

 樹齢は500年以上と見られ、幹周りは4.5m、高さは38mにも及びます。
 周辺に高い建物が無いので、遠目にも非常に目立ち、土師方のランドマークのようによく見えます。



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写真:建部町土師方周辺
写真:Googleマップ

最終更新日:2026.3.22


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