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地名の由来:波歌山
消えた牛窓八景
瀬戸内市牛窓町は現在でも『日本のエーゲ海』の キャッチコピーで観光地として賑わう地域ですが、古くから景勝地として知られていました。
そんな牛窓町が、2008年に古くから言い伝えられてきた『牛窓八景』を改め、『牛窓新八景』を作りました。
時代の流れの中で景色が変わってしまうケースもあるので、現在の様子に合わせた八景を改めて選定し直そうという取り組みです。
その新しい八景に名前が出てこなかった物の一つに、『波歌山』 があります。
かつては牛窓を代表する景勝地だった場所です。
しかし元々小高い丘のような小柄な山だったこともあり、周囲の開発に伴って景観どころか、山自体も殆ど名残を残さず消失してしまい ました。
地名の由来
さてこの波歌山の地名は、地名に用いられている文字とは少し違った雰囲気の由来を持っています。
山と同様に消滅してしまいましたが、かつて古墳がありました。(波歌山古墳)
墓のある山…だから、ハカヤマだと考えられています。
そんな由来を聞くと景勝地がいきなり心霊スポットに変わってしまいそうですが、墓という文字が波歌山と改められるほどの景観…是 非、一度見てみたかったものです。