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地名の由来:御津勝尾
勝尾の地名の由来
岡山市北区の御津地域の端に位置する、御津勝尾の地名は同市内の御津金川にあった金川城に由来します。
地域内には勝尾峠という峠道があります。
この道は金川城の戦略上、とても重要な場所でした。
勝尾というのも、戦勝を願ったか、祝った事による地名だと言われています。
元々は御津町に属する勝尾という地域でしたが、岡山市と合併することになった際に、旧町名の御津を冠して御津勝尾となりました。
金川城と備前の梟雄
金川城は堅牢な山城として知られ、築城から300年余り落城することはありませんでした。
しかし戦略家として知られる宇喜多直家に攻められた際に、ついに落城しました。
宇喜多直家に攻め込まれた際の城主は松田元賢という人物です。
この人の奥様はなんと直家の娘でした。
つまり義父に攻め込まれたのです。
姻戚関係が出来て油断しているところに、直家は更に家臣の一人を懐柔する事で、より確実に勝利できるように根回しをしていました。
宇喜多直家が梟雄と呼ばれる所以の一つとなった出来事として知られています。