地名の由来:金甲山
地名の由来
金甲山の名前は、坂上田村麻呂という人物に由 来します。
後に征夷大将軍にも任命されるなどした平安時代の武士で、全国各地でさまざまな伝説が残されている人物です。
桓武天皇から由加山に出る鬼を退治するために派遣されて岡山を訪れました。
その際に当時の児島(※現在の児島半島)で霊山として名高かった金甲山を訪れて武運を祈ったと伝えられています。
そして金で出来た兜(甲)を奉納したのだそう です。
この事から、この山は金甲山と呼ばれるようになりました。
金甲山と呼ばれる以前は霊山として崇拝されていた事から、『神 の峯』と呼ばれていたそうです。
その場所とされるのが頂上にある祭祀遺跡・神籠石の辺りだと言われています。
かつての観光地
金甲山はかつては県内でも有数の観光地として知られていました。
当時はレストランやお土産売り場があり、近くまで観光バスが乗りつける…そんな光景が見られました。
現在ではそのような風景は見られなくなりました。
レストランなどのお店も既に廃業してしまいましたが、今でも展望の良さから観光に来る方は決して少なくはありません。
岡山、玉野周辺では電波塔がある場所として知られています。
この電波塔の立地の良さが岡山県と香川県のテレビ放送が電波相互乗り入れが実施されるようになった理由の一つです。
中四国では随一の規模を誇るTV、FMの送信所です。