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地名の由来:海吉
難読地名「海吉(みよし)」の由来とは?
岡山市中区に位置する「海吉」。一見すると「うみよし」や「うみきち」と読んでしまいがちですが、正しくは「みよし」と読む難読地名として知られています。
「海に吉」という字面から、海運の発展を願う瑞祥地名(縁起の良い言葉を用いて作られた地名)だと思われがちです。しかし、実はこの「海吉」は、複数の地名が合わさってできた合成地名なのです。
「海吉」は、明治8年(1875年)に「海面村」と「福吉村」という二つの村が合併した際に誕生した地名です。
それぞれの村名から一文字ずつ取って「海吉」と名付けられました。
海面村と福吉村、それぞれの地名の由来
この地域一帯は海を干拓して誕生した土地です。
海面はそうした歴史が、そして福吉は新たに出来た土地への願いが込められた地名です。
- 海面村:かつて海岸線に位置していた地形に由来する地名です。干拓によって陸地となった歴史を今に伝えています。
- 福吉村:村の繁栄を願って名付けられた、典型的な瑞祥地名です。
合成地名という手法は、対等な合併の際に、合併前のそれぞれの地名が残るように選ば れることが多いのが特徴です。しかし、「海吉」のように、元の地名の由来が分かりにくくなってしまうという点が難点でもあります。複雑な成り立ちを持つ 「海吉」の地名は、地域の歴史を深く探る上で非常に興味深い手がかりとなるでしょう。




