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地名の由来:十日市西町、中町、東町
地名の由来
岡山市北区に十日町と呼ばれる一帯があります。
地名では十日市西町、十日市中町、十日市東町の3地区に相当します。
元は1つの十日市という地区でした。
町区改訂の際に3つに分割され、西から順に西町、中町、東町となりました。
元の十日市は市が立っていた事に由来します。
六斎市と言われる市で、毎月5と10がつく日に開催されていた事に由来します。
六斎市とは
六斎市についてもう少し詳しく解説します。
前述の通り月に6日開催される市の事を六斎市と呼びます。
岡山市の十日市の場合は5と10のつく日が開催日なので、5,10,15,20,25,30の6日間に市が立っていました。
この六斎日の呼び方はは仏教の思想から来ています。
かつて仏教には月の前半と後半に3日ずつ殺生などを避けて心身ともに清潔を保って過ごす日がありました。
これがちょうど月に6日、月の前半と後半で3日ずつ開催される定期市と重ねられて六斎市と呼ばれるようになりました。