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地名の由来:牛窓地域

地名の由来


 牛の窓って…何じゃそりゃ?
 …と、県民が一度は思ったであろう、瀬戸内市牛窓地域。
 地名は過去に起こったとされる出来事に由来しています。

 日本武尊の第二子である仲哀天皇の妻・神功皇后が牛窓沖を船で航行していた際に、突然現れた牛鬼がその船を奪おうとしました。
 そこに住吉明神が老翁の姿となって現れ、その牛鬼の角を掴む と投げ倒したと言われています。

 そこから、
 牛が転ぶ→牛転(ウシマロ ビ)→ウシマド→牛窓
 …と、変わり現在の地名になったといわれています。

 漢字が転じたの事については連歌師
宗祇のエピソードが 伝えられています。
 かつて旅をしていた
宗祇は瀬 戸内市の寺院へ名を隠して宿泊しました。
 その寺では発句会が催されており、
宗祇も名を伏せたまま参加し、『旅は憂し 窓で月見る 今宵かな』という和歌を詠みました。

 この和歌に感動した人々が牛転と書いていた漢字を、牛窓に変更するように天庵するに至ったそうです。


別の説


 牛窓の地名に関する伝説はもう一つの説があります。
 そちらでも神功皇后が登場し、牛が転ぶ事から…という部分では同じです。

 ただ牛が転ん理由が少し異なります。
 こちらの説では住吉明神ではなく、神功皇后自身の威光に圧倒された牛が転んでしまったというものです。
 どちらにせよ、牛が転んだ伝説が牛窓の地 名の由来になっているようです。




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関連リンク

写真:瀬戸内市役所牛窓支所周辺
写真提供:Googleマップ

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