
4村の文字を分解・再構成した「究極の合成地名」
韮崎市清哲町の地名の由来
山梨県韮崎市に「清哲町」という地名があります。
旧清哲村に含まれていた地域で、大字としては清哲町水上、清哲町青木、清哲町折居、清哲町樋口が現在も用いられています。
この地名は合成地名の傑作として知られています。
旧清哲村は巨摩郡に属していた水上村・青木村・折居村・樋口村の四つの村が合併して誕生しました。
この際に新村名はそれぞれの自治体から文字を取る合成地名で作ることになりました。合成地名はそれぞれの自治体の名前が残る事から、対等合併でよく採用される公平な地名の作り方です。
この時は四つの自治体が合併であり、前身となる自治体が多いのでもめ事を避ける為に有効な選択だったと言えるでしょう。
関連項目:合成地名とは
見事な合成地名!
しかし清哲の地名を見て、旧自治体の文字が何一つとして残されていないではないか!…と思った人もいるかもしれません。
実は清哲の地名は一ひねりを加えて作られているのです。
・水上村:水→サンズイ
・青木村:清の作りの「青」 →水と青で清となる
・折居村:折の字が哲の文字の上
・樋口村:口の字が哲の文字の下 →折と口で哲となる
=清哲村の誕生!
このようにして四つの地名から二文字の漢字を作って地名としたのです。
単純に一文字ずつを取ることが多いのですが、清哲に関しては旧地名を分解して不自然にならないように再構成して作られているのです。
単調な合成地名に一石を投じる「傑作」地名なのでした。




