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地名の由来:十石峠
地名の由来
真庭市の三坂山の東側に十石(じっこく)峠という峠道があります。
かつて美作方面から伯耆国(現在の鳥取県中西部)へ向かう為の道でした。
その間の12km程度の間は民家もないような状況ですが、急な坂道などもある交通の難所として知られていました。
そこで津山藩主は年に十石を扶持米を与えて、この峠道に茶屋を営業させました。
そうすることで旅人が休憩できるようにしたのです。
現在の感覚で言えば公営の休憩所ですね。
やがて十石の扶持米から茶屋は十石茶屋と呼ばれるようになり、峠も十石峠と呼ばれるようになったのだとか。
十国峠
十石峠は同じ読み方で十国峠という書き方もします。
これは峠の頂上部から十の国が見渡せることに由来しています。
静岡県にも十国峠の地名がありますが、やはり十の国を見渡せたことに由来しています。
十石茶屋は明治時代に入って道路整備が進んだ為に、徐々に廃れていったそうです。
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写真:茶屋のイメージ図