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地名の由来:神楽尾山
地名の由来
津山市の市街地に近い場所に神楽尾山と言う山があります。
この地名は非常に神秘的な由来を持っています。
山頂に天剣神社という神社があり、そこへ神々が集まって神楽を演奏したという伝説があるのです。
周辺に住む人々がその演奏される音楽を聞いて、山の事を神楽尾山と呼ぶようになったのだそうです。
現在の神楽尾山
現在の山頂には神々が集まる神社ではなく、津山市指定の史跡である神楽尾山城跡があります。
旧美作国の中央に位置し、四方が見渡せる抜群の展望がありました。
毛利氏が戦略上の目的で設置したと伝えられていますが、敵襲があってもすぐに探知できる立地が高く評価されたのでしょう。
本丸、二の丸、三の丸という三つの曲輪から作られており、沢山の空堀や土塁で守られた強固な城だったそうで、現在でもその名残を楽しむことが出来ます。
また麓には桜の名所として人気の高い、神楽尾山公園があり、近所の人々の憩いの場となっています。