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地名の由来:神
地名の由来
真庭市に神という地名があります。
読み方コウです。
地区内に午頭天王を祀る牛頭天王社があった事から、神という地名が生まれたと考えられています。
午頭天王は疫病の守り神として知られる神です。
釈迦が存命中に存在した寺院である天竺五精舎の一つである祇園精舎の守護神であり、祇園天神の別名があります。
神林寺
神地区は神林寺という寺を中心に栄えてきた地域です。
美作の歴史について記した作陽誌(17世紀後半に完成)によると、当時の住民の殆どはお寺の関係者だったそうです。
709年に猟師をしていた兄弟が金の千手観音を見つけ、それを祀った事が寺の起源です。
後に円誉上人が宋より持ってきたお経、仏舎利などを納めて神林寺を開きました。
往時は三重塔なども備えていましたが、後に衰退してしまいます。
無住となり荒廃していた時期に、同市の日名にある善福寺へ仮のお堂を建てて、貴重な品々や資料などはそちらへ移されました。
現在、本堂などの一部の建物は再建され、かつて建物などがあった場所を示す案内看板によりかつての寺院の隆盛ぶりをうかがい知ることが出来ます。
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関連リンク
写真:半田のケヤキ
写真提供:Googleマップ