地名の由来
岡山県津山市野村は、市街地の北東に位置する、農業が盛んな地区です。地区の西側は山間部ですが、賑わいの中心は東側に集中しています。
江戸時代初頭まで、野村地区は北側の草加部(くさかべ)と合わせて「森村」という一つの村を形成していました。
しかし、美作国を治めていた小早川秀秋が早世により小早川家が断絶したため、新たに森家が美作国を治めることになりました。これに伴い、領主の名前と同じになってしまった村名を変えることが決定されます。
この時に地区は二つに分けられ、一つは草加部、そしてもう一つが野村となりました。比較的平地の多い南側が「野村」と名付けられたのです。
現代の地域経済圏の分かれ目
野村地区の東側には国道53号が通っており、沿道には店舗や工場などが散見されます。しかし、地区の北側で国道が大きく東に反れると、草加部へ向かう道は県道6号に変わり、状況が一変します。
県道6号に入ってすぐの位置(冒頭の写真付近)からは急に道幅が狭くなり、沿道に見られるのは住宅ばかりに変わっていきます。
不動産や賃貸住宅の価格は、国道が近くにあるかどうかで大きく変わってきますが、野村の県道と国道の分岐点は、現代の地域経済圏の分かれ目として非常に分かりやすい例だと感じられます。

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関連リンク
写真:野村を通る県道6号
写真撮影:岡山の街角から




