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地名の由来:おまる淵(新庄村、不動滝)
新庄村・不動滝
新庄村に不動滝という景勝地があります。
落差38mで二段になっている男滝と、その下流にある2つの滝が流れる女滝の2つの滝の総称です。
男滝は落差もあり、滝壺に思い切りよく注ぐ雄々しい滝です。
対する女滝は落差5m程度の滝ですが、周辺の風景と調和して静かに流れる様子が特徴的な滝です。
近くにお不動様を祀っている事から不動滝と呼ばれています。
この不動滝の内、女滝の滝壺の事をおまる淵と呼びます。
おまる淵とは
おまる淵のおまるは、かつて新庄村周辺にあったと言われるお城に住んでいたお姫様の名前に由来します。
おまるはある時、一人の男性に恋をします。
しかしその男は人間ではなく、人の姿に化けた竜神だったのです。
それに気付いた周囲の人々は、おまると竜神が会うことを禁止しました。
おまるは愛しい人に会えない事からやせ細り、段々と弱ってしまいます。
そしてついに男が住んでいる不動滝へ身を投じてしまいました。
その出来事から、女滝の滝壺のことをおまる淵と呼ぶようになったそうです。