地名の由来:鈴家
地名の由来
鈴家の地名には、名僧・行基が関係しています。
行基という僧侶は、まだ民衆に仏教が解放されていなかった時代に、国の考えに背いてまで、仏教を伝え、普及させた功績で知られています。
行基がこの地で山篭りをした際に、風が吹いて木々が揺れた音が鈴の音のように聞こえたという事で、修行した山を鈴ヶ峯山と名付けたのです。
その山のスズケが鈴家となり、周辺の地名となったと言われています。
名前の由来を考えてみると、一人修行に励む行基の見た風景が目に浮かぶようですね。
行基ゆかりの寺
当地には行基が開山したと伝えられる寺院があります。
『鈴峯山蓮乗院 薬水寺』という寺院です。
鈴家地区周辺は現在でも自然豊かで、もしかすると行基さんが聞いたのと同じ、鈴の音のような木々の音を聞くことが出来るかもしれませんね。

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関連リンク
写真:鈴家周辺の風景
写真提供:Googleマップ
