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地名の由来:立石

地名の由来


 美作市を流れる吉野川の左岸に立石という地区があります。

 地名は当地に伝わる立石の伝説に由来します。
 奈良時代に光明皇后が立てたとされる2つの石で、一つは約1.2m,もう一つはやや小ぶりで約85cmくらいの石だそうです。

光明皇后とは?


 光明皇后は聖武天皇の皇后です。
 藤原不比等の娘で、人臣として初めて皇后になりました。
 聖武天皇との間に生まれた娘は孝謙天皇、称徳天皇(※同一人物)です。

 仏教を信仰し。社会福祉事業に造詣が深い人物だったとも伝えられています。

 そのエピソードの中にはハンセン病も登場します。
 ある時、光明皇后は庶民救済施設で自ら千人の垢を洗い流すことを発願し、実際に取り組んでいました。
 その最後の千人目はハンセン病の患者で、光明皇后に膿を吸い出してほしいと願いました。
 光明皇后が請われるままに膿を吸い出してやると、なんとその患者の姿は阿閦如来に変化したと言われています。

 瀬戸内市の国立ハンセン病療養所である邑久光明園の名前は、このエピソードから光明皇后の名前を採ったものです。


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関連リンク


写真:立石の風景
写真提供:Googleマップ

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