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岩肌をなでる清寂の糸|西粟倉村・産水の滝の由来
産水の滝とは
西粟倉村影石の山あいに、「産水の滝」と呼ばれる場所があります。
かつての「産水の郷森林浴公園」や野鳥苑の敷地内に位置するこの滝は、決して規模の大きなものではありません。
しかし、幾段にも重なった岩肌を、糸を引くように少しずつ水が滑り落ちていく様には、独特の風流が漂っています。
地名の由来
なぜ、この滝は「産水」と呼ばれているのでしょうか。
その答えは、この地に根付く平景清(藤原景清)の伝説に隠されています。
景清は平家方に仕えた勇猛果敢な武将で、落人伝説と共に各地にその名を残していますが、この滝には「景清が産湯としてこの水を使った」という言い伝えが残されているのです。
滝のすぐ近くには、同じく景清を祀る「景清神社」が鎮座しています。
境内には、滝と同様のエピソードを持つ「産水池」が存在しますが、興味深いのはそのご利益です。通常「産水」といえば安産や子宝を連想させますが、ここの産水は「眼病平癒」に霊験あらたかとされています。




