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地名の由来:右手
地名の由来
美作市に右手(ウテ)という変わった地名があります。
実はこの地名は本当に人の手に由来しています。
地元に伝わる巨人伝説の主人公である三穂太郎が、死んでしまった際に身体が四散し、右手が落ちたと言われている場所が美作市右手や右手峠の周辺なのだと伝えられています。
その事から、右手という地名が生まれました。
三穂太郎伝説
県北に伝わる巨人伝説・三穂太郎も多少ご紹介しておきたいと思います。
三穂太郎は、菅原道真と大蛇の化身の女との間に生まれたとされる青年です。
彼は母の力によって非常に大きな体に育ちました。
奈義山と京の都を三歩で行き来する事が出来るほどの巨人だった事から、三穂太郎(=三歩太郎)と呼ばれるようになったそうです。
しかし彼は結婚に関わるトラブルから殺害されてしまいます。
その際に崩れた体は四散して周辺へ落ちていきました。
肉体は周辺で見られる黒ボクとなり、血は川になっていったとも伝えられています。