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方谷駅

駅名の由来:方谷駅

方谷駅


 方谷は旧国鉄には珍しい人名に由来する駅です。
 私鉄を国有化したケースを除くと、人名に由来する駅はJRになった現在でも非常に少ないです。

 方谷とは駅のある高梁市、かつての備中松山藩の財政を立て直した政治家の山田方谷を指します。
 駅の敷地の一部が山田方谷の住宅跡である事や、かつて長瀬塾を開いた地である事から地元の要望で実現しました。

 しかし人名由来の駅名は前例がなく、すんなり実現した訳ではありません。
 人名では受け入れられないので、方谷を人名ではなく「西方(駅所在地の地名)の谷」という意味の地名であると主張することで実現しました。

 駅舎は1928年の開業時のものが現在でも使用されています。

方谷駅資料館
 無人駅になったために使用されなくなった駅員の為のスペースは、現在資料館として開放されています。(営業時間は9:00~16:00)
 完成当時から余り手が加えられていないことから、国の登録有形文化財に指定されています。


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写真:方谷駅
写真撮影:岡山の街角から

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