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駅名の由来:鴨方駅
鴨方駅
しかし開業当時の所在地は鴨方ではなく六条院村でした。後に町村合併によって六条院村も鴨方町に含まれるようになりますが、当初は所在地と駅名が異なっていました。
駅の設置を巡る経緯には当時の地域事情が深く関係しています。
1890年代、現在の山陽本線を建設した「山陽鉄道」社は駅を当時の鴨方村(現・浅口市鴨方町)内に設置する計画を立てました。しかし鴨方村では鉄道の騒音や地域への影響を懸念する声が上がり、反対運動が勃発します。
一方で隣接する六条院村は駅の誘致に積極的で、村内への建設を強く要望しました。しかしもちろん鴨方でも駅に来て欲しいという声はあり、両地域間で誘致合戦が繰り広げられることになります。
最終的に対立を解消するための妥協案が採用されました。
それは駅を六条院村に設け、駅名には当時知名度の高い「鴨方」の名前の方を採用するというものです。この決定により地域間の均衡が図られ、鴨方駅が六条院に誕生することになりました。
「鴨方」という地名の由来も興味深いものです。
この名前は近隣に位置する鴨山に祀られていた「鴨宮」にちなんでいると考えられています。また鴨方周辺がかつて干潟であったことから、鴨と潟で鴨方が生まれたと言われています。
こうした地名の由来には、この地が古代から自然や信仰と深い結びつきを持っていたことがうかがえます。
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写真:鴨方駅
写真提供:Googleマップ




