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駅名の由来:備前三門駅

備前三門駅


 備前三門駅は1904年に中国鉄道(※現在の中鉄バス)の駅として「三門駅」の名称で開業しました。
 1944年に吉備線が国有化された
際に、三門駅(千葉駅)に同名の駅があったので旧国名を冠した現在の駅名に改称されました。

 三門は駅周辺の地域名です。
 所在地の下伊福の他に三門を冠した三門東町、三門西町の地名も見られます。
 三門の地名の由来については岡山市の発行する資料でも由来に関する記載は見られません。少し考察してみましょう。

 三門と言えば読みをサンモンとすれば寺院の前に置かれる門を指す言葉になります。
 中央に大きな門、左右に小さな門という3つの門で1つの門を構成するの様式です。

 妙林寺
(妙林寺の山門)

 三門東町に妙林寺という寺院があります。
 1633年に国替えで池田光政が因幡藩から岡山藩に変わった際、それに従って移ってきた寺院です。
 その門前町として栄えた辺りで三門という地名が生じたとも考えられるのではないでしょうか。


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写真:備前三門駅
写真提供:Googleマップ
※妙林寺の写真は撮影:岡山の街角から

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