備中福山城跡を歩く5:和霊神社~備中福山城へ

 福山城跡へ
 名残惜しいのですが、神社は早めに切り上げて福山城址を目指します。
 和霊神社の駐車スペースから少し歩くと、写真のように登山道の案内が出てきます。
 看板には二箇所の案内があり、一つはこれから目指す福山城址、もう一つは幸山(こうざん)城址です。
 行程の半ばくらいに分かれ道があり右に折れると幸山城址へ行けますが、こちらも時間の都合で今回はキャンセルです。

 幸山城址は旧山陽道を一望でき、攻防に優れた立地にあった山城で、毛利、三村の戦いの際に、幸山城の城主だった石川久武さんは義理の兄である三村元親を助けようとした為に、落城されたという歴史があります。
 江戸時代の頃に廃城になったそうで、現在では多少の痕跡が残されているのみです。
 余談ですが、写真の看板の下の白い方はオフロードバイクなどで登山道へ入ることを禁止したものですが、看板には現在では廃止になった山手村の名前が残されていますよ。

 登山道を進む
 登山道はそれほど急でもなく、カメラと三脚を持っていても充分に上がれました。
 何故か道の一部だけ舗装されている場所も有るのですが、概ねは写真のような舗装されていない状態の道が続きます。
 和霊神社では人と会いませんでしたが、こちらの道では何度も人とすれ違いました。
 僕は登山を目的に来ているわけではありませんが、登山家のマナーに合わせて全ての方に挨拶をさせて頂きましたが、結構頻繁に人とすれ違うので途中で息が上がってしまいました

 こういう場所で会う方は、穴場スポットに精通されている方が多いので、挨拶だけではなく、出来れば会話もさせて頂くように心がけているのですが、この日はとても大きな犬を連れた方とお話をさせて頂きました。
 恐らくラブラドール・レトリバーだと思うのですが、とても聡明そうな顔をした子で、僕たちが会話をしている間もじっとしていました。
 別れる直前に僕の匂いを少し嗅いで、何だか切なそうな顔をして去っていきました。
 く、臭かったのかな…( ̄▽ ̄;)
 犬の嗅覚じゃないと判らない程度だったことを祈るばかりです。


<< 前の記事  TOPへ戻る  >>次の記事

写真撮影:岡山の街角から


目 次


ページのトップへ戻る