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『津山小3女児殺害事件』
長らく未解決だった女児殺害事件
2004年に津山市で小学校三年生の女児が殺害される事件が発生しました。
殺害現場は女児の自宅で、後から帰宅した姉が第一発見者です。遺体には正面からの刺し傷が有り、中には内蔵に達している箇所もありました。死因は窒息、失血の疑いとされました。
しかし犯人が見つからないままで、14年の年月が流れました。
服役中だった容疑者
2018年に津山警察署は別の事件の為に服役中だった男を、女児殺害の犯人として逮捕しました。
男は女子が腹部にダメージを受けて苦しむ様子に興奮するという異常性癖の持ち主で、服役していたのも中学生の胸や腹を刺した殺人未遂の為です。
当初は少女の首を絞めたことを認め、犯行の一部は否認したものの自白を得られました。しかし後にそれを翻して否認に転じます。
しかし当初の自白の内容が犯人でなければ分からないような事も含んでおり、裁判ではこの事が有罪判決の決め手になりました。(※記事作成時、上告中)
謎の開示請求
この事件に関連して岡山県警がネット掲示板の2ch(現5ch)の書き込みに対して、開示請求を行った事ネット上で大きな話題になりました。
記事作成時点で当時のスレッドは見られなくなっていますが、2012年に岡山県倹刑事部捜査第一課による開示請求が行われていました。
その書き込み内容は、いわゆるレスバの最中に、レスバ相手に対して書き込みの後半で不意に「ところで、2004年9月3日に岡山県津山市に行っただろ。」と謎の情報を書き込み始めました。更に続けて「その前から何度も。双眼鏡やら持参して赤い車で。」と妙に詳細な情報まで書き込みました。
この日付は事件が発生した日を指しています。
このレスを受けた相手は「行ったけどなんで知ってるの?」と、その書き込みが事実である事を認め、双眼鏡の他にカメラや望遠レンズを持参した事、車が赤のエスティマである事を答えています。
開示請求を受けたのはこの問いかけの書き込みと、それに応じた書き込みの2件です。請求の理由は犯人しか知りえない情報が書かれていたためでした。
・事件現場の下見に何度か訪れていた
・ワゴン車を保有していた
・双眼鏡などを持参していた
この辺りのどれか、もしくは全てが警察が保有していた操作情報と合致していたのかもしれません。ちなみにワゴン車の価格は250万円でローンを組んで購入していた事も報じられています。
下見については後半の中で明らかにされている情報と合致しますし、エスティマのようなミニバンは車検証ではステーションワゴンとして扱われます。車種は 明らかにされていませんが、書き込みのあった2012年以前の型のエスティマには下位グレードなら250万円に近い価格で買える物もありました。
書き込みの相手が犯人だったとすれば、さすがに事件の起きた日の訪問を「行ったけど」なんて答えられる筈もなく、偶然の一致ではないかと思います。しか しこのようなネットの書き込みでさえチェックし、手続きを進めていく姿勢からは事件解決に対する県警の本気度が伝わってきますね。
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