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『日本一長く懲役した男』
日本一長く懲役した男の事件
1956年、岡山県で強盗殺人が発生しました。
犯人は二人、実行犯の少年と今回の記事にある日本一長く懲役した男と呼ばれるようになる男です。
被害者の女性は死亡し、二人は逮捕されました。
身勝手な犯行に与えられた判決は無期懲役。
そして男が次に社会に出てきたのは、なんと61年も後の事でした。これだけ長期に渡る懲役は大きな話題となり、前述の通り日本一長く懲役した男と呼ばれるようになりました。
なぜ? 61年もの懲役
多少なりと法律の知識がある方なら、61年という期間に疑問を抱く事でしょう。
男が犯罪を犯した昭和の時代だと無期懲役は約20年もすぎれば仮釈放の可能性がありました。現在でも30年が経過すれば仮釈放の申請が行なえます。
男も申請が可能になった時期から仮釈放を求めて動き始めますが、身元引受人がいないために実現することはありませんでした。
こうした状況からか刑務所内の男性の素行は荒れ、更に仮釈放が認めづらい状態になってしまった…というのが、61年もの長期に渡った原因のようです。
2009年に障害者や高齢者を対象として、福祉施設等を受け入れ先として認める特別調整の制度が誕生。男はこれにより仮釈放が認められました。
しかし後に彼の生活を追ったドキュメンタリーによると、61年も刑務所で過ごしてきた男性は仮釈放後の生活に馴染むことは出来なかったそうです。(※男性は1年後に死亡)
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