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『大久弁当の謎の倒産』
大久弁当とは
2023年に岡山市南区の大久弁当㈱が破産というニュースが流れ、多くの人に驚きをもって受け止められました。
大久弁当は弁当、給食、行楽への仕出しを業務とする食品会社です。
創業は1965年なので半世紀以上も経営している老舗企業です。
主な取引先は会社関係で、従業員の昼食や研修の際などに食べる弁当が中心でした。なので大久弁当と聞いて驚く人が多かった一方で、会社を全く知らないという人も少なからず見られました。
しかしその倒産の理由は非常に不可解な物でした。
謎の倒産理由
大久弁当の経営が上手くいかなくなった理由としては、新型コロナウィルスの流行で研修や行楽の需要が減った事や、昨今の物価高騰で材料費が嵩んでいたことなどが挙げられます。
実は大久弁当は経営を立て直す為の施策を進めている最中でした。
借入金を減らすために本社の岡山市南区大福を売却し、新たな工場を建設して業務をスタートさせる計画でした。実際にその間の対応として、別の会社の弁当を仕入れて取引先に納入するなどしていました。
しかし新工場の設備が間に合わず、運転資金が底をついてしまったようです。
新工場の完成間近での倒産。
銀行が運転資金を融資すれば乗り切れたように思いますが、それをしなかったのは不思議な感じがします。大久弁当の見積もりが甘く、新工場の設備を整える のに予算がかなり不足していたのか、それとも銀行としては本社を売却して借入金を減らした時点で、それ以上の関りを持つことをしたくなかったのか…。
どちらにせよ、老舗企業の倒産劇としては余りにもあっけなく、物寂しい流れとなりました。
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