解説
とても古い岡山弁に、【河本の檳榔子(びんろうじ)】という表現があります。
これはお金は持っているけれど、身なりに気を使わない人の事を表現する際に用いられる言葉です。
河本というのは実在の人の苗字です。
代々、惣年寄を務めた名家でしたが、いつも色褪せた檳榔子の着物ばかりを着ていた為に、そのように言われるようになったそうです。
尚、河本さんがそのようにしていたのは、藩が推奨する質素倹約に配慮した為でした。
実際には書籍の収集を好み、そちらには大金を費やしていたと言われています。
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