『伝説の投手・森安敏明』
解説
野球人気の低迷が叫ばれて久しいですが、それでも毎年の秋に行われるドラフト会議の注目は高く、多くの話題を提供してくれます。
そのドラフト会議の第一回目の際に、ドラフト一位を獲得した岡山県出身の投手がいます。
玉野市出身で、関西高校からプロ野球入りした森安敏明です。
同じ年に平松政次、松岡 弘という強豪選手がいたこともあり、甲子園への出場経験はありませんでしたが、その力を見込まれての指名でした。
1966年に東映フライヤーズへ入団すると、4年連続の2ケタ勝利を記録。
更なる活躍が嘱望されていましたが、5年目の途中で八百長の黒い霧事件への関与が取り沙汰されます。
調査の結果、現金50万円を受け取った事実を認めた為に野球界を永久追放となりました。(※ただし八百長行為自体は否定)
引退後は職業を点々としながらも、少年野球の指導に携わるなどしました。
その指導を受けた中には、後にプロ野球選手として活躍する事になる大村三郎さん(岡山市出身)がいました。
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