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『カラオケボックスの起源・イエローBOX』


 今でも根強い人気を誇るカラオケボックス。
 団体で楽しく騒ぐ人もいれば、一人カラオケで自分だけの時間を気ままに過ごすという人もいて、楽しみ方も多種多様になってきました。
 実はカラオケボックスは、岡山発祥です。

カラオケボックスとは


 カラオケが普及し始めたのは1970年代です。
 井上大佑が作ったカラオケ用の機器が人気を博し、日本中に普及していきました。

 岡山発祥のカラオケボックスは従来は飲食店などに設置されていたカラオケを、個別の空間に設置したのが特徴です。
 お酒や宴会の余興だったカラオケを、歌う事を目的としたビジネススタイルに置き換える画期的なものでした。
 

イエローBOX


 画期的な業態を生み出したのは、イエローBOXというお店です。
 1985年頃に早島インターの辺りに開業しました。

 現在のカラオケボックスは一つの大きな建物の中に防音をしっかりとした幾つかの小部屋が設けてあるというスタイルが一般的ですが、当初はカラオケボックスという名称の通り、個別の箱のような部屋が敷地内に幾つも設置されているというスタイルでした。

 当時の日本ではコンテナを国際規格に合わせるようになっており、中古のコンテナが安価に入手できていたのです。
 それらを利用して小部屋を作り上げていたのです。

 昔の形態を知らない若い人にとっては、カラオケボックスという響き自体が不思議に感じるのかもしれませんね。
 

現在


 記念すべき初のカラオケボックスだったイエローボックスですが、早島インターの近くにあった店舗は既に無くなっています。
 その店舗が無くなったタイミングを廃業と誤解している方もおられますが、実は移転して営業を継続ていました。

 移転後もコンテナ型の小部屋を用いた昔ながらのカラオケボックスを続けていましたが、残念ながら現在は閉店しています。

所在地

岡山市中区江並99−1(閉鎖済み)


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写真
『カラオケ広場本店』(写真:googleマップ)


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