TOPコラム岡山の草ヒロ

クラウンコンフォートのエンブレム、ホイールキャップ

クラウンコンフォート

  車の詳細

メーカー:トヨタ
車名:クラウンコンフォート
発売期間:1995年~2018年
(※詳細については正確な情報とは限りませんので、ご了承下さい)

クラウンコンフォートと出会ったよ!


ひょんな出会い

 仕事で使う土地を探していた時のことです。条件の良い物件を見つけたので見学に行ったところ、その土地の片隅に一台の車がありました。

 フロントグリルやライトは取り外されてはいるものの、その特徴的な角型のボディは、日本のタクシーとして長年活躍してきたクラウンコンフォートに間違いありません。
 残念ながら土地の取得には至りませんでしたが、貴重な一台をコレクションに加えられました。

23年間変わらぬ姿:クラウンコンフォートの功績

 クラウンコンフォートは、事業用車両として特化して作られた車です。細かなマイナーチェンジで快適装備を整えつつも、なんと23年間もの間、モデルチェンジなしで販売が続けられました。その息の長さは、この車がいかに現場のニーズに応えていたかを物語っています。

 姉妹車に「コンフォート」という名前までそっくりの車種がありますが、コンフォートが小型タクシー用に作られているのに対し、クラウンコンフォートは中型用として作られており、全長がわずかに異なります。

 タクシーの小型と中型は、料金以外に乗車定員が5人以下か6人以下かという違いがありますが、コンフォート姉妹に関してはどちらも5人乗りです。そのため、車体を見分ける際には、クラウンのエンブレムの有無が重要なポイントになります。

残されたエンブレムとホイールキャップの謎

 なぜか車体から取り外され、その近くに放置されていたホイールキャップエンブレム。クラウンコンフォートはその名の通り、クラウンの王冠エンブレムが特徴で、コンフォートは一般的なトヨタマークのエンブレムが装着されています。

クラウンコンフォートのホイール

 このエンブレムがあることから、やはりこれはクラウンコンフォートであると断定できました。

 どこかのタクシー会社が、部品取り用にここに置いていったのでしょうか。徐々に街中で見かける機会が減ってきたセダン型のタクシー。久しぶりにその姿を見て、ふと乗ってみたくなりました。

 ちなみに、この土地は車両の撤去費用が高くつきそうだったため、残念ながら購入は見送ることにしました。しかし、思わぬ「草ヒロ」との出会いは、忘れられない思い出となりました。

 あなたにとって、思い出のセダン型タクシーはありますか?


写真:トヨタ・クラウンコンフォート
写真撮影:岡山の街角から


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