デリカスペースギア
車の詳細
メーカー:三菱
車名:デリカスペースギア
発売期間:1994年~2007年
※日本での発売期間
(※詳細については正確な情報とは限りませんので、ご了承下さい)
デリカスペースギアと出会ったよ!
ある住宅地を散策していると懐かしい顔と再会出来ました。
三菱が販売していたデリカスペースギアです。ミニバンとして初めてフロントエンジンが採用された車種です。それまでのトールワゴンは運転席の下がエンジンのキャブオーバーが主流でした。
当時の開発者はインタビューで初代エスティマはキャブオーバーでありながらエンジンを横置きにすることでフロアのフラット化に成功、それが人気を博していた事からフロントエンジン化を決めたとあります。
…というエポックメイキングな車ですが、この車はパジェロをベース車両として異常な悪路走破性を持つというミニバンらしからぬ特徴を持っています。
販売されていた当時はSUVのような巨大なタイヤを履いた車をよく見かけたものです。

今回見つけたこの車もパジェロで採用されるインタークーラーターボのディーゼルエンジン2.8L、4M40型を載せています。
ヘッドライトのデザインから後期型である事が分かります。前期型で不完全燃焼の不具合があったエンジンが改善された年式です。塗装のやれ具合から相当の期間をここに放置されているようですが、もしかするといつか復活させる意向で残しているのかもしれません。

ガソリン代が安価だった時代の車だからという事もあると思いますが、実用性が重視されがちな現代の車と比べると面白い、遊び心のあるミニバンです。
現行車種のD:5も悪路走破性に優れたミニバンとして人気ですが、やっぱりこの頃のやんちゃな感じが好きだったなぁ…と思うのでした。
余談ですが先代車種がスターワゴン。今回がスペースギアだったので、星から宇宙になったか!と思ったら、室内空間のスペースなのだそうです。
写真:三菱・デリカスペースギア
写真撮影:岡山の街角から

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