4代目ハイゼットバン(360cc)
車の詳細
メーカー:ダイハツ
車名:ハイゼット(バン)
発売期間:1972年~1981年
(※詳細については正確な情報とは限りませんので、ご了承下さい)
4代目ハイゼットバンと出会ったよ!
倉敷市を散策していると、ある神社の参道の脇に懐かしい雰囲気の軽自動車が置いてありました。
ダイハツが1972年から販売していた3代目ハイゼットのバンです。
この世代は途中で軽自動車の企画が変わったので、360ccと550ccの2つの排気量が存在します。
フロントグリルが黒い事から1979年のマイナーチェンジ以降の発売で、バンパーや写真には映っていないバックランプの形状から360ccモデルあであることが確認できます。
車としての寿命を終えた後は畑の倉庫として活躍していたようです。
ガラスも割れて状態が良いとは言えませんが、雨ざらしになっている割に内装はきれいな状態で残っています。
ところで4代目ハイゼットの販売時期は非常に長いです。
このコンテンツでも紹介している5代目ハイゼットは1977年から1981年4月まで販売されましたが、550ccモデルは1980年4月、更に今回の360ccモデルは1981年8月と新型よりも長く販売されました。
かつて軽自動車運転免許という、360ccまでの排気量の自動車が運転できる免許が存在しました。
1968年に廃止され、免許の保有者は限定解除審査を受けることで360cc以上の運転も可能になりました。しかし限定解除を行わなかった人が一定数存在しました。
彼らの持つ免許は更新することで360cc限定の免許として有効です。その需要の為に長く製造が続けられたのです。
550ccの製造も長く続いたのは360ccモデルの製造が続いたことや、エンジン自体が1976年の軽自動車の規格変更に合わせて作られた新しいエンジンだったということもあったのではないでしょうか。
写真:ダイハツ・ハイゼット(360cc)
写真撮影:岡山の街角から
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