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鮒飯

珍味・フナ飯

岡山と鮒飯

♪ 岡山県ではこう呼ぶ!
・鮒飯
♪ 起源
ため池や用水路が多い為、フナが多く獲れた。

♪ 特記事項

臭いが強いので、調理する場合は市販の泥抜きされた物がお勧めです。

鮒飯とは


 同じ鮒料理でも鮒寿司は有名な一方で、岡山県の鮒飯は少し知名度で劣ってしまうようです。
 鮒料理が郷土料理なのは滋賀県だけではありません。



 岡山の鮒飯は、ギンブナをミンチフナミンチにして、それを醤油やみりん、砂糖、ダシ汁などで、炒めておいたフナミンチを煮て作ります
 基本的には冬の食べ物とされ、冬に取れる色々な野菜を加えて、それをご飯にかけて丼物のような感じでいただきます。

 難点としては小骨が残る事が挙げられます。
 食べる際に細かく分ける必要はありませんが、口の中でジャリジャリする食感が苦手という人も少なからずおられます。

何故、フナを食べるようになった?


 岡山で鮒が食べられるようになった要因は、ため池の多さにあります。

 2012年時点の調査で、県内には9,778箇所のため池が存在します。
 近畿、瀬戸内地方は降水量が少ないこともあって、ため池が非常に多いのです。そして縦横無尽に用水路が這っています。
 身近でよく獲れるので、食べ方を工夫して鮒飯が考案されたのです。

 尚、自然の鮒は臭いが強いです。
 食べる為には数日間は綺麗な水で飼育しておかないと駄目なのだそうです。



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イラスト:鮒飯
写真撮影:岡山の街角から


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