しのうどん
岡山としのうどん
♪ 岡山県ではこう呼ぶ!
・しのうどん、一筋一椀
♪ 起源
円通寺の修行僧が食べていた
♪ 特記事項
長さ1m以上もある麺が特徴
しのうどん
玉島の郷土料理にしのうどんという変わったうどんがあります。
別名で一筋一椀とも呼ばれるうどんで、最大の特徴は麺の長さです。
麺は一般的なうどんとは異なる幅広の長い麺です。
幅は2cm、長さは1.5mもあります。
この長い麺は一本でお椀がいっぱいになるので、一筋一椀と呼ばれていました。
江戸時代に円通寺の修行僧が食べていたのが起源と考えられており、来客の際や慶事の際に食べられていたそうです。
衰退と復活
しのうどんは一時、廃れて食べられなくなっていました。
1960年代ごろから徐々に食べられなくなり、高度経済成長期が過ぎる頃にはほとんど廃れてしまっていたそうです。
この状況を憂いた有志が2002年に『玉島おかみさん会』を発足し、玉島名物としてしのうどんの復活に取り掛かりました。
現在ではしのうどんの麺を購入できるようになっている他、玉島のいくつかの店舗でしのうどんを扱っており、お店ごとに様々な味で提供されています。
王道のうどんから、カレーうどん、ホルモン焼きしのうどんなどなど、ユニー肉なうどんが揃っています。