保存食からオヤツまで、やっこめ
岡山とやっこめ
♪ 岡山県ではこう呼ぶ!
・やっこめ
・焼き米
♪ 起源
保存食として作られた
♪ 特記事項
オヤツとして食べる際には砂糖をまぶすなどする
やっこめとは
「やっこめ」と聞くと、大分県の郷土料理を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実はこの伝統的な食べ物、岡山県でも古くから親しまれているのをご存知でしょうか?
「やっこめ」を漢字で書くと「焼き米」となります。その名の通り、米を煎って作られる保存食として発展してきました。昔の人々にとっては、非常時の食料としてだけでなく、時には手軽なお菓子代わりとしても食べられていたようです。
岡山県では、特に県北地域でこの「やっこめ」の文化が根付いていました。
作り方
「やっこめ」の製造工程は、非常にユニークです。
- 1.まず、まだ穂が青い状態の青刈りしたもち米やうるち米を用意し、水にひと晩(約1昼夜)浸しておきます。
- 2.十分に水を含ませた米を、次に大きな釜でじっくりと**煎り(炒り)**ます。
- 3.煎り終えた米は、臼(うす)で丁寧についていきます。この際、もみ殻が自然と取り除かれ、同時に「やっこめ」ならではの平べったい、独特の形が形成されます。
早めに食べる分には茹でた大豆やササゲなどを加えて風味豊かに仕上げることもありますが、長期保存を目的とする場合は、米のみで保管されます。
昔ながらの知恵|「やっこめ」の美味しい食べ方
保存食としての「やっこめ」は、現代のインスタント食品のように手軽に楽しむことができます。
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・保存食として食べる場合
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お湯と少量の塩を加えて戻すだけで、手軽な食事としていただけます。かつての旅人や農作業をする人々にとって、貴重なエネルギー源だったことでしょう。
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・お菓子として食べる場合
- 戻さずにそのままポリポリと食べたり、砂糖をまぶして甘みを加えたりする食べ方も親しまれていました。香ばしいお米の風味と、カリッとした食感が楽しめる素朴な味わいです。

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イラスト:通信販売で購入できる焼き米



