岡山土産の定番・大手まんぢゅう
岡山と大手まんぢゅう
岡山県ではこう呼ぶ!・大手
備考
県内同士の贈答品の定番
関連リンク
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大手まんぢゅうとは
岡山県のおみやげ菓子の定番といえば、やはり吉備団子でしょう。
しかし岡山県民が一般的に用いるのには別の定番商品があります。
それが、大手まんぢゅうです。
大手まんぢゅうとは、薄皮の酒まんじゅうの一種です。
創業時に店舗が岡山城の大手門の傍にあったので、岡山藩7代目藩主の池田斉敏が名づけたという伝統のあるお菓子です。
日本の三大饅頭の一つに数えられることもある程です。
岡山藩主が名付けたというエピソードからも分かる通り、歴代の岡山藩主に愛され続け、池田家のお茶会には必ず茶菓子として出されていました。
そうした経緯から、会社名も『伊部屋』から『大手饅頭伊部屋』へと変わりました。
永遠のライバル!?藤戸饅頭
岡山県には、非常によく似たお菓子に倉敷市の『藤戸饅頭』があります。
パッと見ると、どちらなのか判らなくなる程よく似ています。
味も似ていはいますが、コシのある大手まんぢゅうに比べると、藤戸饅頭はとても柔らかいので舌触りは意外と異なります。
藤戸饅頭は賞味期限が短く、遠方の方への贈答には余り向かず、通信販売にも適していません。
岡山県内でも百貨店などの贈答用のお菓子のコーナーなら必ず入手できる大手まんぢゅうに対し、藤戸饅頭を見かける機会は余り多くありません。
なぜ?梅の包み
大手まんぢゅうといえば、この包みです。
可愛らしい梅の模様ですが、なぜ絵柄が梅なのでしょう?
梅は人の名前に由来します。
梅は大手まんぢゅうの二代目当主の妻で、夫が早世した後に製品の改良に着手しました。
大手まんぢゅうを現在のような薄皮饅頭に仕上げたのが梅さんです。
その功績を称えて、大手まんじゅうの包は梅の花のパッケージなのです。