耐火レンガの町・三石
1956年公開の映画、早春。
主人公は東京で働くサラリーマンです。
しかし子供が死んで以降、夫婦生活は上手く行かなくなっていました。
そして浮気をしてしまい、その事に勘付いた妻が家を出て行く…そんな状況で、岡山への転勤が決まります。
彼らはこれをきっかけに夫婦関係をやり直す事になります。
主人公の勤務先は東亜耐火煉瓦という、耐火レンガを扱う会社です。
転勤先である備前市三石地区は、耐火レンガを産業として栄えてきました。
現在でも岡山県は都道府県別の耐火レンガの出荷額で全国一です。
映画撮影時は三石町で、現在は合併で備前市になっています。
映画に出てくるように沢山の煙突から黒煙が上がるような風景はもう見られませんが、現在でも名残は残されています。
下宿先
主人公が三石での住居とした下宿先も、やはり三石にありました。
こちらは三石耐火煉瓦という企業の工場のすぐ南側の民家が使用されていたそうです。
工場のすぐ南側にある住宅地の一軒です。