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再現された峠の茶屋

牧水二本松公園

詳細

若宮牧水・歌碑
所在地
新見市哲西町大竹171-1
駐車場:30台
入場料:無料
営業時間:24時間閲覧可能
休日:年中無休

牧水二本松公園

 新見市の二本松峠に、牧水二本松公園という公園が整備されています。

 ここは詩人として知られる若山牧水にちなんだ公園です。
 若宮牧水は宮崎県出身で、東京へ進学、沼津の情景を愛し、数々の名作を生み出したことで知られる作家です。

 岡山に歌碑や名前を冠した公園が整備されているのは、宮崎への帰郷の旅の途中で宿泊した茶屋の熊谷屋があった場所であることにちなんでいます。

 公園には若宮牧水が岡山で詠んだ和歌の歌碑や、宿泊した茶屋を再現して作られた集会所があります。

和歌

 岡山で詠んだ和歌は下記のものです。

 幾山川越えさり行かば寂しさの果てなむ国ぞ今日も旅ゆく
 
 敬愛するカール・ブッセの影響を受けているとも言われる若山牧水の代表作です。
 いくつの山や川を超えて去って行ったら、寂しさが終わる国があるのだろう。そんな思いを胸に、今日も旅を続ける…。

 そんな意味の歌です。
 旅を愛し、旅の中で和歌を詠んだ詩人・若宮牧水らしい歌ですね。

歌碑

 公園内にある歌碑は、前述の和歌のものだけではありません。
 けふもまた心の鐘を打ち鳴し打ち鳴しつつあくがれてゆく
 
この若山牧水の作品がもう一作ある他、妻と子(それぞれ詩人)の歌碑もあります。

 最初に牧水の歌碑が作られ、その除幕式の際に詠まれた奥様の和歌が後に歌碑となり、その除幕式の際に息子が詠んだ和歌が更に歌碑となるという経緯だったそうです。
 家族で歌碑が並ぶなんて、なかなか珍しいですね。

マップ




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関連リンク


写真:再現された熊谷屋(集会所)
写真提供:岡山県

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