幽霊の出る井戸・おいまの井戸
おいま井戸とは
倉敷美観地区の中心部に、幽霊が出たという井戸があります。
本来であればそのような恐ろしい井戸は、観光客に知られないようにしたいところでしょうが、事実を隠すこともなく普通に公開されています。
なので私も場所を説明しますが、倉敷公民館のすぐそばにその井戸はあります。
幽霊と考えられている女性の名前からおいまの井戸と呼ばれています。
その正体は…!?
かつておいまという女性が、富豪の家で下女として働いていました。
ある時、その家でサツマイモが紛失する出来事が起こります。
おいまの生きた時代では、サツマイモは貴重な食べ物でした。
そこで疑われたのがおいまです。
おいまの父親も駆けつける一大事になりました。
おいまの父は責任を取り、まず娘(おいま)を殺し、自らも切腹して果てました。
その後、その富豪の家の井戸からおいまの幽霊が出るようになったのです。
やがておいまを疑った富豪の主は狂い死に、その家自体も絶えてしまい、現在ではおいまの幽霊が出てきた井戸だけが残されています。
尚、おいまはサツマイモを盗っていなかったそうです。