児島公民館大畠分館の噂
倉敷市大畠にある児島公民館大畠分館の前の道路は、岡山県の中でも古くから知られている心霊スポットの一つです。
かつてこの施設で集会をした後、建物の前を通る車道を渡ろうとした女性が自動車にはねられて死亡するという事故が発生しました。
(事故があったとされる道路)
その後、周辺に夜釣りに来る釣り人たちの間で奇妙な噂が流れるようになります。
深夜2時頃に分館の前を自動車で通過しようとすると、小柄でやや前かがみな女性の幽霊の目撃されるというのです。
シチュエーションや幽霊の姿が先に挙げた女性の事故と重なることから、被害女性が成仏できずにさまよっているのではないかと囁かれるようになったのです。
毎日新聞で取り上げられた心霊現象
大畠分館の前には交通安全を祈願する地蔵が設置されています。
私は最初、夜に移動する人々が地蔵に対する恐怖から、そのような噂が生まれたのではないかと考えていました。
現地で訪ねてみると噂のような事件、事故はなかった…というのは、意外とある話しです。
しかしネット検索をしていると、この件が毎日新聞に取り上げられたとする書き込みが幾つか見つかりました。
疑心暗鬼で調べてみると「実写!日本恐怖100名所」という本で岡山県の心霊スポットとして大畠分館が紹介されており、その中に毎日新聞の記事に関する言及があることが分かりました。
古本で650円くらいなので、購入しました。
内容はお見せできませんが、確かにこの件が紹介されており、毎日新聞の記事の写真も掲載されていました。
それによると1974年8月25日の深夜に、分館で行われた集会後に帰ろうとしていた57歳の女性が横断歩道を横断しているところを軽トラックにはねられて頭を強く打って死亡する事故が実際に発生したそうです。
意外にも裏付けのある話題だったのです。
新聞に取り上げられた心霊スポット…。
しかしこの道は私自身も深夜に通ることの多かった道ですが、自分で見た事もなければ、幽霊の目撃例を身近で聞いたことは有りません。
地蔵の建立などで女性は成仏されたのかもしれませんね。
※建物は公共施設です。興味半分で施設や地元の方の迷惑になるような見学は控えましょう。