玉島の幽霊カーブ
倉敷市の幽霊カーブ―背後に忍び寄る怪異
倉敷市玉島地域の県道47号線には、「幽霊カーブ」と呼ばれる不気味な場所が存在します。
このカーブは、玉島黒崎から浅口市寄島町へ向かう山中にあり、見晴らしの良い海沿いの道に突然現れる大きなカーブです。この場所では自転車やバイクによる事故が多発していると言われています。
事故の原因は“何か”が後ろに…
「幽霊カーブ」と恐れられる理由。
それは、ここで起こる事故の奇妙な共通点にあります。
事故を起こすのは、なぜか二輪車の利用者ばかり。
ある者はこう証言しています。
「バイクで走っていると、突然スピードが落ちた。違和感を覚えて後ろを振り向くと…白い服の女が、背中にしがみついていた—。」
その瞬間、驚愕と恐怖でバランスを崩し、事故を起こしてしまったのだと言います。
現在の幽霊カーブ—不気味な静寂
この場所は海が見え、ツーリングやサイクリングにも適した道であるため、今でも多くのライダーに親しまれています。
しかし事故が多発するはずのカーブには、事故の痕跡がほとんどありません。
ガードレールに衝突の跡もなく、通常なら事故多発地帯には設置されるはずの安全運転を呼びかける標識も見当たりません。
「もう幽霊の噂は過去のものになったのか…?」
そう思われるかもしれません。しかし、ここを通るライダーの中には、未だに奇妙な違和感を覚える者もいると言います。
背後から視線を感じる…エンジンの回転が急に鈍る…背中が異様に重くなる…
この道を通るときは、決して振り向かないことをおすすめします。
まとめ
倉敷市の「幽霊カーブ」は、今でもひっそりと怪異が囁かれるスポット。事故の痕跡がないにもかかわらず、噂は消えることなく残り続けています。
もしあなたがこの道を通るなら…
決して、背後を気にしないでください。
病人小屋の噂
このスポットは古くから地元の噂に上がるような場所ではあったようですが、近年で知られるようになるきっかけとなったのは2000年代前半に高い人気を誇ったテキストサイト・探偵ファイルです。
同サイト内のコンテンツの一つであった「日本心霊マップ」の中で悲しき病人小屋のタイトルで幽霊カーブが紹介されました。
同サイトでは現地に出向いて実際に噂などの聞き取り調査を行っています。
その中で現地の男性の話として紹介されたのが、かつてあったという病人小屋と呼ばれる隔離病棟のような施設の存在です。
かつて疫病が猛威を振るった際に、そこに病人を閉じ込めたというのです。
探偵ファイルの記事によると約6坪の小屋に同時に5~6人くらいが収容されることがあったというので病気療養にいい環境とは言えません。
有効な治療方法が確立していなかったのでしょう、主な目的は回復ではなく隔離だったと考えられそうです。
入れられたが最後、治療は言わずもがな、食事さえもろくに運ばれなかったと言われています。
やがて人々は飢えと病気に苦しみながら死んでいきました。
そうした人々がどうにかして家に帰ろうとしたのではないかと、同サイトでは締めています。
昔の隔離病舎について
個人的な感想としてはその施設があった記録、無かった記録も見つけられていないので事実関係については分かりません。
内容的には日本でコレラが流行した際に整備されていた隔離病舎(避病院)と呼ばれた施設と一致する部分が多いように感じました。
有効な治療法が隔離していなかった時代なので、隔離するだけという施設です。
北海道の浦河町がネット上に公開している伝染病の隔離病棟に関するPDFファイルでは各村に一つは用意されていたという事が記録されています。
更に宮崎県が公開している当時のコレラの対応についてを記したPDFファイルでは、人家から離れた場所で既存の家を借りるか、臨時の小家(原文ママ)を建てて対応したことが紹介されています。
そう考えると人家のない幽霊カーブの場所に当時の黒崎村が用意した施設として立地はおかしく有りません。
また施設の性格上、必要がなくなるとすぐに撤去されたというのも探偵ファイルの記事と合致します。
この件については存在したのであれば資料が残っていそうなものだと思うので、引き続き調べて進展があればこの記事に反映させて行こうと思います。
※交通量が多いトンネルなので、通行の際は気をつけて運転しましょう。





